
平成30年4月5日(木)、専攻科で進級式が行われました。
校長先生からのお話の後、専攻科1年生、2年生の代表が、決意の言葉を述べました。
校長先生からは、「『看護師になりたい』という学生の気持ちが私たち教員を突き動かす。その気持ちをさまざまなかたちで表現してほしい。結果が出なくてもその努力は必ず報われる。」という主旨の励ましの言葉をいただきました。
学生の決意の言葉を紹介します。
専攻科1年生代表 決意の言葉
私たち65名は、本日看護専攻科へ進級します。先日、竣工式を終えたばかりの新しい校舎で学べる日を心待ちにしていました。
私たちはどの学年よりも人数が多いために、誰かが行動してくれるだろうと、自ら発信・相談することができず、コミュニケーション不足になったり、主体的に行動したりすることが十分にできていませんでした。
しかし、看護師になるという夢を65名で叶えるためには、残りの2年間、専門的な学習や実践的になる実習で、知識や技術だけでなく、心も大きく成長しなければなりません。また、65名一人ひとりが自己の課題と向き合いながら、お互いの個性を活かし、支え合っていくことが、学年としての成長にもつながっていくと思います。
看護師になるということは、決して簡単なことではないため、辛く逃げ出したくなったり、現実と向き合うことが怖くなってしまうこともあると思います。しかし、目の前にある課題にしっかりと取り組むことができるという私たちの強みを生かし、壁にぶつかりながらも65名で支えあい、一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。学ぶことのできる環境があるということ、支えてくださる人々がいるということを忘れずに、2年後、65名で看護師になるという夢を叶えられるよう、一日一日を大切に努力していきたいと思います。
専攻科2年生代表 決意の言葉
4年前の春に入学してから、たくさんの葛藤・困難を経験し、その反面、楽しいこと、喜びを感じ、多くのことを吸収して、いよいよ最終学年となりました。
私たち専攻科2年生のいいところはみんなが素直で優しいところ、しっかりと役割を果たすこと、そして団結すると期待以上の成果を出せる力を持っているところです。しかし、やる気になるまで時間がかかること、困っていても自分から積極的にコミュニケーションが取れないという課題点もあります。そのため、お互いの思いのすれ違いが生じ、先生方とも相談不足で、実習中に自分たちの思いや疑問を伝えられず、うまくいかないこと、迷惑をかけることもたくさんありました。
今年は領域別実習、就職、研究、国家試験の4本立ての集大成の1年になります。これらは私たちにとって大きな壁ですが、やる前から怖がったり、弱気になってばかりいないで、自分の思いを伝えてみる、困難なことにもあえて取り組んでみる、難しさや楽しさも感じながら挑戦します。勝負の年であるこの1年は、私たちの強みである素直さと優しさで、自分自身や友人のいいところは認め合い、課題とは素直に向き合い、自分と真摯に向き合う1年にします。
これからは、自分の未熟さで涙することもあれば、患者様の小さな変化への喜びなど、さまざまな思いをもって毎日を過ごすことになると思います。一瞬一瞬の自分の感情を大切にし、心を大きくして、ひと回り成長した自分で1年後を迎えたいと思います。
また、これからの実習で出会う患者様や、ご指導いただく方々、さまざまな人との出会いが私たちにとって多くの学びの機会となります。これから出会う人との縁を大切にし、感謝する気持ちを忘れずに学んでいきたいと思います。そして、笑顔と勇気と自信をもって国家試験に挑み、クラス全員で看護師になります。
この後は、桜をバックにクラスごとに記念写真を撮りました。
専攻科1年1組
専攻科1年2組
専攻科2年