Kamo Gyosei High Schoolのここが知りたいにお答えします!

学校生活ってどんな感じ?単位制って?
授業や進路はどんな様子?学校やクラスの雰囲気は?行事の様子は?などなど
質問の多い項目をまとめてみました!ぜひページをめくって確認してください。

■ 単位制普通科への変更に関すること

Q1:単位制普通科の高校は、どんな高校ですか?

何年生という学年の区分が無く、1年目(1年次生)、2年目(2年次生)という区分で、3年次生の終了までに卒業に必要な単位を取得すれば卒業が認められる高校のことです。昭和63年度から通信制と定時制の高校で初めて導入され、平成5年度からは全日制の高校でも導入が始まっています。

Q2:県内に同じような単位制普通科の高校はありますか?

多くの高校が学年制の高校ですが、新潟県内の単位制普通科の公立高校は3校、私立高校では、本校が初めての単位制普通科の高校になると思います。

Q3:単位制普通科の高校の特色は何ですか?

  • 主体的な学習計画に基づいて、自分の興味・関心、進路希望等に応じた科目を選択し、学習することができます。
  • 選択科目は、これまでのコース制を発展的に解消した形で科目を設置します。
  • 学年による区分がなくなるため、自分のペースで学習に取り組むこともできることなどが挙げられます。

Q4:学年制と単位制の違いは何ですか?

高校を卒業するためには、単位を取得しなければなりません。学年制の場合は1年ごとに修得しなければならない単位数が決まっているところが単位制との違いです。

  • 学年制:1年間で必要な単位が認められれば進級できますが、単位数が足りなければ留年となります。留年した場合、足りなかった単位だけでなく、その学年のすべての単位を取り直す必要があります。
  • 単位制:「学年」という概念が無く、「74単位以上を取得すれば卒業資格が得られる」という仕組みのため、「留年」することがありません。

Q5:単位制の普通科高校での勉強の仕方を教えてください。

  • 入学した1年目(1年次生)では、全員がほぼ共通の教科を概ね14科目を履修します。
  • 2年目(2年次生)と3年目(3年次生)は、共通科目の勉強の他、自分の興味関心や、進路希望に合わせて、学ぶ科目を自ら選択をします。
  • 従来のコース制(アカデミックコース、アスリートコース、総合コース)の特色を継承しつつ、さらに発展させ、多様な科目の選択を可能としています。
  • 選択科目は、得意分野の伸長や希望進路の実現などに向けて保護者や先生と相談しながら、自分だけの時間割を作っていきます。

Q6:高校卒業に必要な単位は、どのようにして修得するのですか?

  • 国が定めた高校の学習指導要領では、「必履修科目」という、高校生が卒業までに必ず履修しなければならない科目がいくつか決められています。
  • 学校で決められた教育課程にしたがって、その科目を履修し、修得することで、単位(その科目の1週間に勉強する時間数)が認められます。
  • その科目の単位を積み重ね、卒業に必要となる単位になれば、卒業が認められます。

Q7:「履修」とは、何ですか?

履修というのは、「決められた授業に、1年間に必要な時数分の授業に出席すること」です。提出物が完璧でテストが満点でも、出席時数が足りなければ「履修」は認められません。一般的に「年間授業時数の2/3以上の出席」が基準となります。例えば、年間授業時数が35時間の場合、23時間以上の出席で履修が認められます。

Q8:「修得」とは、何ですか?

修得というのは、「単位を認定されること」です。履修ができていることが前提で、履修ができていて、かつテストや提出物等の成績がその科目の単位認定にふさわしいと学校が判断した場合に、「単位」が認定されます。

Q9:「単位」とは、何ですか?

単位とは、「その科目の1週間にある授業時間数」のことです。例えば、時間割に国語の授業が週3時間ある場合、履修と修得が認められれば「3単位」が認定されます。一般的に1日6時間授業(1単位時間=50分)で週5日の場合、1年間で修得できる単位は、6時間×5日で30単位となります。

Q10:単位制普通科の高校では、他校と違い、学校行事や部活動に影響がありますか?

影響はありません。学校行事も部活動もこれまで同様、行うことができます。学校行事はより充実させたいと考えています。また、部活動に力を入れたい生徒は、関連科目を履修することより、より専門的な知識や技能が高くなる可能性があります。

Q11:看護科も単位制になるのですか?

単位制に変更するのは、普通科だけです。看護科は専門学科であることから、これまで同様、普通教科の学習に加えて、学校で指定する看護科の専門科目を勉強します。


■ 学校全般に関すること

Q12:加茂暁星高校のスクールミッションは何ですか?

社会に出てから役立つ力、非認知能力を育成する学校を目指しています。建学の精神のもと、社会に貢献し、活躍できる人材、社会人として評価される非認知能力を身につけた人材を育成します。

Q13:加茂暁星高校のスクール・ポリシーは何ですか?

すべての教育活動を通して、以下のことに取り組みます。

  • 自主性や積極性、協調性や自立性を涵養する。
  • 情熱と忍耐力を有し、気が利く人材を育成する。
  • コミュニケーション能力や思考力、表現力を伸長する。
  • 考える視点や考える方法、言語活動等に個性を発揮できる人材を育成する。

Q14:加茂暁星高校の学びやすさは何ですか?

教員が皆さんの成長を願って、時には厳しく、時には優しく、親身になってサポートするところが、学びやすさに繋がっています。また、勉強や集団生活に不安があっても、それぞれ可能性を開花できるよう、個々の良さを伸ばす教育活動を行うために、その教育環境を整備しているところです。

Q15:どのような生徒を求めていますか?

高校生活を謳歌し、充実させるため、勉強や部活動、学校行事や資格取得にバランスよく頑張る生徒を求めています。また、自分の可能性を開花させたいと考えている生徒も求めています。加茂暁星高校は、中学生の皆さんのこれまでを問いません。本校で、青春を謳歌したい、未来に生きる人たちの入学を期待しています。そして、高校入学後のこれからが、これまでの意味や意義を決めます。

Q16:看護科の定員を40人にした理由は何ですか?

県内で唯一、看護科のある高校ですが、今後の少子化を見据え、令和7年度の募集から定員を40人にして募集をすることにしました。これにより、これまで以上にきめ細かく看護教育を行い、新潟県や県央地域の医療機関に貢献する看護人材を引き続き育成していきます。

Q17:看護学科のメリットは何ですか?

  • 看護師の国家試験の受験資格を得るために、高校から専門学校へ進学した場合に6年間、大学へ進学した場合は7年の期間がかかりますが、看護科では高校3年と看護専攻科2年の5年間で国家試験の受験資格を得ることができます。
  • 学費が安く済むこと、他校の学生に比べて早く医療機関に従事し、看護師として社会貢献することができることがメリットと考えています。
  • 高校段階から看護の学びを深めていることもあり、国家試験合格率は全国平均を上回っています。(本校:97.3%、全国:87.8%)
  • 5年一貫教育の強みを活かすためには、初めて看護を学ぶ生徒に対して、高校3年間で看護の基礎基本の徹底や人間的な成長が不可欠であり、きめ細かく指導や支援を行うために、2人担任制を導入しています。
  • 本校の看護科を出願するにあたり、普通科を第2志望にすることが可能で、普通科から看護師を目指すこともできます。

■ 学校生活に関すること

Q18:学校の雰囲気や魅力を教えてください。

授業は、比較的落ち着いた雰囲気の中で行われています。学校行事は、生徒会の生徒が中心に楽しい企画があり、盛りあがっていると思います。令和7年度入学生から単位制の普通科へ移行することにしていますので、多様な進路希望や興味・関心に応じた科目を選択し、勉強をすることができます。

Q19:校舎は、普通科と看護科で違いますか?

高校3年間は、普通科及び看護科は同じ校舎で学びますが、看護科の看護実習及び看護専攻科は、同じ敷地内の別の建物になります。

Q20:入学して良かったと生徒の皆さんが考えていることは何ですか?

  • 休まずに学校に登校すると楽しいことがあり、また、学習習慣が身についたと思う。
  • 悩みを聞いてくれたり、助言をしてくれたり、先生の指導がきめ細やかである。
  • 同じ目標に向かってクラスの仲間が励まし合い、助け合いながら学校生活を送る一体感が素晴らしいと感じている。

Q21:アルバイトはできますか?

高校時代は、勉強に部活動、学校行事など、様々な体験や経験をとおして人間的な成長をする貴重な時間ですが、家庭の経済的な状況などを理由に、保護者からの申し出による許可制にしています。アルバイトが必要な場合は、入学後に担任の先生に相談してください。

Q22:校則は厳しいですか?

高校時代は成人になる時期でもあり、将来、社会に貢献するために高校生活でその基礎を学びます。そのため、挨拶や服装、頭髪など風紀に関わることは、きちんと守るように声をかけています。服装や頭髪がきちんとすることで、気持ちのよい毎日が過ごせ、高校生活の充実に繋がります。

Q23:卒業生の進路はどのようなところへ進学や就職していますか?

令和6年春に卒業した普通科の生徒は、大学と短大に約53%、専修学校等に約31%、就職は約12%でした。この3年間の実績は、新潟大や山形大、福島大や新潟県立大学などの国公立、日本大や駒澤大、新潟医療福祉大や新潟国際情報大などの私立の大学に進学しました。就職は、県内企業が多く、県内や地元に貢献している生徒が多いのが特徴です。

Q24:加茂暁星学園は、大学や短大もあるのですか?

創立は高校で始まりました。その後、短大と大学を設置し、学園としては、高校、短大、大学の3つの学校を合わせて、加茂暁星学園になっています。

  • 新潟中央短期大学:幼児教育科を設置。幼稚園や保育園、こども園で仕事をする人を育成。
  • 新潟経営大学:経営情報学部を設置。経営情報学科(社会人に必要な「経営」に関する基礎知識を習得)とスポーツマネジメント学科(スポーツと人との関わりを演出する理論と実践力を習得)があります。

大学も短大も高校からの進学については、それぞれ特典があります。


■ 部活動や学校行事に関すること

Q25:部活動は必ず入る必要がありますか?

部活動に参加するように促していますが、必ず入部するという決まりはありません。部活動は、勉強や学校行事と違い、皆さんの興味・関心や自分の可能性を開花させるために他のクラスや学年を越えて交流できる活動と考えています。在校生の約6割の生徒が運動部又は文化部の部活動に参加し、精力的に活動しています。人数の多い部活動は、サッカー部や野球部、バドミントン部です。新しい部活動をつくることについては、その内容や指導者の有無によります。部活動の設備の充実度は、標準的な設備は揃っていると思います。部活動の推薦は、強化指定部の「サッカー」、「野球」、「女子バレーボール部」で実施しています。

Q26:他校にはない部活動はありますか?

  • 運動部:ダンス部と体操部を設置しました。
  • 文化部:広報部を設置し、学校教育活動のPRする情報発信のためにドローンを使って動画の作成をしたり、様々なSNSへの発信を担ってもらおうと考えています。

Q27:学校行事は、楽しいですか?

何事も自分が楽しもうとして、主体的に参加しないと楽しさは味わえません。生徒会などがアイデアを出し、最近では終業式に「全校じゃんけん大会」をやったり、年度末に「大縄飛び」をやったりしているところが他校との違いです。

Q28:スキー・スノーボード実習は、やったことがなくても大丈夫ですか?

事前にスキーなどの経験や技術についてのアンケートを取り、班分けを行いますので自分の経験や技術に合った実習が可能となります。何事も様々なことに挑戦することが自分の成長に繋がります。

Q29:特に盛りあがる行事は何ですか?

体育祭や文化祭は盛りあがります。また、球技大会や大縄大会も運動が得意不得意に関係なく、クラスが一体となって取り組んでいるので、盛りあがっています。


■ 通学に関すること

Q30:通学方法などについて教えてください。

通学方法は、電車が約55%、スクールバスが約16%、自転車が約14%です。加茂駅から本校まではバスの運行がありますが、駅から自転車を利用する人、また、25分程度かけて徒歩で学校に来る生徒もいます。通学時間については、90分程度の生徒もいますので、その程度の時間で通学することを考えれば、かなり遠方でも通学することが可能で、その時間を勉強に充て、時間を上手く使っている生徒もいます。

Q31:スクールバスはありますか?

五泉・村松方面、分水・燕方面、白根・月潟方面の3路線でスクールバスを運行していますので、その3方面からの通学の便は格段によくなります。登校では7時前後に現地を出発し、8時20分頃に到着します。出発場所は、五泉・村松方面が「中野ガスタンク付近」、分水・燕方面が「分水あけぼの1丁目保健福祉センター前」、白根・月潟方面が「新潟ふるさと村バス停駐車場側」となります。下校にあわせた時間は、学校を5時半頃に出発します。スクールバスに乗る条件は特にありませんが、1ヶ月単位の料金を毎月支払っていただくことになります。

Q32:自家用車で登校できますか?

保護者の送迎であれば、自家用車での登下校は可能ですが、高校生が登下校で自家用車を利用することはできません。看護専攻科生は、自家用車通学を許可しています。


■ その他

Q33:昼食のパンやお弁当の販売はありますか?

業者によるパンやお弁当の販売はありませんが、パンやお菓子、飲料水等の自動販売機が設置してありますので、昼休みや放課後に利用することができます。近くにコンビニエンス・ストアがありますので、登校前や下校時に利用することも可能です。学校としては、自宅からお弁当などを持参するようにしてほしいと思います。

Q34:学校生活を送る上で、悩みや相談したいことがある場合、どうすればよいですか?

充実した学校生活を送るためには、心の健康がとても大切です。SNSによるいじめやネットトラブル、友達関係や勉強、進路や家族、身体や容姿、性格のことなど、何でも受け付けています。保健室では2人の教員が、カウンセリングルームでは2人のスクールカウンセラーが皆さんの悩みや相談に対応しています。なお、相談に来た人のプライバシーを守るため、相談室は個室にしています。

Q35:小中学校で保健室や別室で勉強した経験がありますが、大丈夫ですか?

様々な事情により、当分の間、別室での学習希望があれば、校内に設置している「教育支援センター」で学習を行うことができます。学習は、タブレットによる授業配信と学習プリントなどより行います。

Q36:校内でのスマートフォンは使用禁止ですか?

様々な事情により、当分の間、別室での学習希望があれば、校内に設置している「教育支援センター」で学習を行うことができます。学習は、タブレットによる授業配信と学習プリントなどより行います。

Q37:学費支援や奨学金の制度はありますか?

家庭での経済的な困難が生じ、学費の支払いが困難になった場合に対応するため、日本学生支援機構などの奨学金・補助金についてお知らせしています。また、所得等要件を満たす世帯(年収約910万円未満の世帯)の生徒に対して、授業料に充てるため、国において高等学校等就学支援金を支給しています。学校としては、中学校の成績や実用英語検定の取得による奨学金制度があります。