【さくら成長日記】基礎看護学実習Ⅲでの成長

看護科・看護専攻科では、学校生活や行事を通して教員が見つめた生徒の成長を紹介しています。

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 1月中旬から、専攻科1年生の基礎看護実習Ⅲが行われました。この実習では、今までに学習した知識をフルに使い、患者様を観て・考えて・その方に合った個別性のある看護を実践するというものです。高校の時の実習よりも、更に専門的な知識と技術を実践するため、実習前から教員や先輩たちから「記録が大変」「実習期間中は、やることが多すぎる」と言われていて、不安と緊張の中でのスタートになりました。
 しかし、始めこそは緊張していたものの、患者様・指導看護師・スタッフ看護師と徐々に関係を築いていくことができました。また、久しぶりの実習だからこそ、今まで学習してきたことや、これまでの実習で得た学びを生かして実習を進めることができました。これは、普段から専攻科1年生は“まじめ”と言われてきましたが(本人たちは、言われるのを嫌がっていましたが)、まじめにやることが、看護師としての成長には欠かせないものだと改めて実感できた基礎看護実習Ⅲとなりました。
 勿論、すべてが順風満帆であったわけではありません。患者様の看護を考えるにあたり「なんで?」「どうして?」と探究することは、周り廻って「自分と向き合う」ことに繋がります。誰よりも知っている“自分”や、気づいていない・気づきたくない“自分”とも、向き合わなければならない…。それは本当に辛く、こころが折れそうになった時もあったと思います。それでも、自分が決めた看護の道を進むために、乗り越えました。
 臨地での実習は終了していますが、これから事後学習でより学びを深めていきます。ここでもまた、「自分の考えをまとめる」という苦手意識の高い作業が続いていきます。まだまだ、寒い日も辛い日も続きますが…、“まじめ”に乗り越えていってもらいたいです。