【さくら成長日記】第112回看護師国家試験までの道のり

看護科・看護専攻科では、学校生活や行事を通して教員が見つめた生徒の成長を紹介しています。

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専攻科2年生は、2月12日(日)に第112回看護師国家試験を無事に受験してきました。会場から出てきたみんなは「難しかった~」といいつつも、緊張から解放された様子でした。

5年間の集大成である国家試験は、簡単に迎えられるものではありませんでした。

専攻科2年の4月から本格的な国家試験対策は始まりました。

8クールある臨地実習の合間に国試対策を行っていました。はじめはどうやって勉強したらいいのかみんな試行錯誤でした。

12月の統合実習が終わってからは、国試対策一色。毎日問題を解き、それに対する調べ学習。五年間で学んだことが国家試験には出るので、学習する範囲が広いのに、なんだかのんびりしている学生にちょっと(だいぶ)焦りを感じて発破をかけることも度々ありました。

日々みんなのカバンや持ち物にお守りが増えてくる中、全員合格を合言葉に、放課後も残って教えあったり、家に帰ってからもLINE電話で勉強したりとお互いに助け合いながら勉強をしてきました。一緒に学習をしていても、「これ、○○ちゃんが言ってた。」とクラス内で教えあっているほうが知識として身についているような気がしました。それだけ、お互いに協力することができるクラスなのだなと感心しました。

最後の一週間はみんな(私も含めて)焦りと不安でいっぱいでしたが、大勢の先生方からの応援、後輩からの応援に励まされました。

国試前日、専攻科1年生から激励会でもらったしおりとともに22時まで学習をしていました。

国試当日、「いつもと同じスタイルで!」ということで全員制服で会場入り。席に着いている姿をみると、いつもの教室と同じ感じでした。

この一年で解いた問題数をざっと数えると、11,410問以上。これだけの問題を解いたというのは、国試だけではなく、これから始まる看護師生活においても自信になるはず。そして、この5年間をともに乗り越えた友人たちも大切な財産になるはず。

3月24日、サクラが咲きますように。