【さくら成長日記】人は支えられて、支える人へと成長していく

看護科・看護専攻科では、学校生活や行事を通して教員が見つめた生徒の成長を紹介しています。

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いつも「さくら成長日記」をご拝読いただきありがとうございます。
令和5年度も看護科教員がブログ形式で生徒の成長を綴っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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新年度が始まって1か月が経ちました。
今年は入学式を待たずに桜が開花し、4月(始月)が終わり、すっかり新緑の季節となりました。

新入生も少しずつ学校生活に慣れ、イキイキと前向きに高校生活を送っています。

   

さて、桜の季節になると毎年、思い出すできごとがあります。
それは、5年前のことです。

臨地実習で終末期にある患者様を受け持たせていただいていた学生のA子さん。
患者様との会話で、

 患者様はお花が好きな方

ということを知りました。

しかし、患者様の病状を考えると、患者様が桜をみることができるのは今年が最後。

なんとか患者様に桜をみていただきたい、
病室にいても春を感じていただきたい、

A子さんは、患者様がその人らしく生きることを支えたい、そんなふうに考えて、病棟看護師や教員に、本物の桜をみていただくことができないか相談しました。

 本物の桜を。

病棟看護師も教員もA子さんの考えた看護計画を支持してくれました。

しかし、4月も半ばをすぎ、桜の季節は終わりかけていました。

A子さんは校庭の桜の樹に花が残っているのではないかと思いつき、学校に電話をかけてきました。
電話で話を聞いた私は、校庭の桜の樹を見に行きました。
すると、細い枝の先に花が少し残っていました。

私は、少しでもお花が長持ちするように、小さな瓶と一緒に桜の花をA子さんに渡しました。

実際の桜です

A子さんは患者様に桜を届けることができました。
患者様は桜の花を喜んでくださったそうです。

    

A子さんはこの春、看護師5年目になりました。
認定看護師の目標に向かって活躍(成長)中です。

実習生として支えられた体験が、
目の前の患者様を支えたいという意欲につながっているように思います。

 人は支えられて、支える人へと成長していく

桜の季節は、そんなことを考えさせてくれます。